
10月27日、浜田駅から列車に乗って今井美術館まで行ってきました。
午前11時53分浜田発浜原行きの普通列車です。江津駅での乗り換えなしで三江線に入り、今井美術館のある川戸駅まで1時間10分。列車は1両で神楽のイラストが描かれた「神楽列車」です。久しぶりの汽車の旅はことのほか新鮮。
ちょうど昼食時だったので、自作の弁当を江の川を眺めながら食べました。江津駅の次の江津本町駅でお客さんが増えて、数えると私を含めて18人。廃止がとりざたされているためか「乗り鉄」、「撮り鉄」らしき人もちらほら。でも、大半が生活の足として利用していると思われるおじいちゃん、おばあちゃん、おじちゃん、おばちゃんでした。利用者は減っても必要としている人は確かにいるのだ、と再認識した次第です。
川戸での滞在は77分。今井美術館の江津在住の田中俊・さんの木彫、根付けと「なんでも鑑定団」でおなじみの安河内眞美さんの掛け軸コレクションを集めた二人展「粋」。田中さんの木彫は圧巻、安河内さんの掛け軸は「洋風の家でも合うなあ」と思いつつゆっくりと見ることができました。
帰りの列車は江津駅で乗り換えで、浜田に到着したのは午後3時41分。乗車料金1160円、今井美術館の入館料一般1000円。とても心豊かになった旅でした。二人展は11月15日まで。皆さんもいかがですか。(N)